刃物屋




僕は包丁の刃先を砥石に押しつけると、手前から奥へと押し出し、そして引くことを繰り返した。

[刃物屋]
刃物屋
はものや

ハグルマ町の刃物屋で、研ぎ師兼、店番として働いている青年。
性格は温厚で、いつもひとりでのんびりと店番をしている。本名は「ヤヒロ(八尋)」。
Name ◇ Yahiro (Hamono-ya)

髪 ◇ 灰色 / 灰のような、黒と白の中間の色
瞳 ◇ あさひ / 茜で薄く染めた緋色、わずかに黄みの赤色

身長 ◇ 170㎝
誕生日 ◇ 12月22日
もちもの ◇ 牛刀
すきなもの ◇ 店番
にがてなもの ◇ 食洗機
自分や相手の呼びかた

僕、クゼさん
登場する小説
とある刃物屋の話
OFUSE

ロジニッキ


クゼ



「君、店を閉めるのはもうしばらくお待ちなさい。どうやらお客のようですよ」

[牛刀]
クゼ

ある日、刃物屋にやってきたお客の男性。その正体は牛刀で、現在は刃物屋と行動を共にしている。
ていねいな口調で話すが、態度は尊大。自分のために刃物屋に買ってもらった椅子がお気に入りで、よく座っている。
Name ◇ Kuze

髪 ◇ スカイグレイ / 曇り空のような、わずかに青みを帯びた明るい灰色
瞳 ◇ ストローイエロー / 干し草のような、やや茶色がかった黄色

身長 ◇ 183㎝
誕生日 ◇ 7月1日
所有者 ◇ 刃物屋
すきなもの ◇ 肉
にがてなもの ◇ 錆
自分や相手の呼びかた

私、君
登場する小説
とある刃物屋の話

マツリ



「主人には、感謝してもしきれません。だから私、彼が喜ぶことをしてあげたくって……」

[お客]
マツリ

ある日、刃物屋にやってきたお客の女性。
おっとりとした性格で、運命的な出会いを果たした夫のシンドウのことをこころの底から愛している。
Name ◇ Matsuri

髪 ◇ 鴇浅葱(ときあさぎ) / やや灰色がかった紅色
瞳 ◇ あおしろつるばみ / 灰みのあるくすんだ黄緑色

身長 ◇ 162㎝
誕生日 ◇ 4月24日
もちもの ◇ 出刃包丁(シンドウのもの)
すきなもの ◇ クランベリー
にがてなもの ◇ ウメ
自分や相手の呼びかた


登場する小説
とある刃物屋の話

コザト



「刃物屋さん、クゼさん、またお弁当を作ってきちゃいました!」

[お客]
コザト

ある日、刃物屋にやってきたお客の女性。
きびしい口調で他人に接することがあるが、本人なりの気配りだったり、照れ隠しだったりする。 料理が得意で、たびたび刃物屋に弁当の差し入れを持ってくる。
Name ◇ Kozato

髪 ◇ クリーム / クリームのような淡黄色
瞳 ◇ あおしろつるばみ / 灰みのあるくすんだ黄緑色

身長 ◇ 156㎝
誕生日 ◇ 11月1日
もちもの ◇ 料理包丁
すきなもの ◇ お弁当を作ること
にがてなもの ◇ ハグルマ町料理協会の会長さん
自分や相手の呼びかた


登場する小説
とある刃物屋の話

シンドウ




「……警察に捕まっても、俺が包丁を持っていたことは黙っていてね? 面倒ごとは、ゴメンだから」

[連続殺人犯]
シンドウ

ある日、刃物屋がゼンマイ銀行で出会った男性。
だれに対しても親しげで、さわやかな雰囲気を持っているが、うらの顔はシリアルキラーという危険な人物。出刃包丁を持っているものの、料理はまったくできない。
Name ◇ Shindo

髪 ◇ ぞうげ色 / やや黄色みを帯びた白色
瞳 ◇ オールドライラック / 目立たない紫みの赤色

身長 ◇ 175㎝
誕生日 ◇ 6月1日
もちもの ◇ 出刃包丁
すきなもの ◇ ドーナツ
にがてなもの ◇ 煎餅
自分や相手の呼びかた


登場する小説
とある刃物屋の話
ごちそう

ロジニッキ


ユーマ



「どれだけ時間がかかっても、待ちます。……それで、このナイフが泣かずにすむようになるのなら」

[お客]
ユーマ

おとなしい性格の、盲目の少年。
ある日、森へ散歩に出かけたときに何者かの泣き声を聞き、そこに捨てられていたペティナイフ(モリナ)を拾う。
Name ◇ Yuma

髪 ◇ アリスブルー / ごく淡い灰色がかった水色
瞳 ◇ ぞうげ色 / やや黄色みを帯びた白色

年齢 ◇ 11歳
身長 ◇ 144㎝
誕生日 ◇ 11月30日
もちもの ◇ ペティナイフ
すきなもの ◇ 海の音
にがてなもの ◇ こんにゃく
自分や相手の呼びかた

僕、モリナ
登場する小説
とある刃物屋の話

モリナ



「だから私はおまえを壊して、主の悲願を果たす!」

[ペティナイフ]
モリナ

ある日、刃物屋に現れた少女。
その正体はペティナイフで、かつての所有者が自分を使って自殺未遂したことを、ひどく悔やんでいる。 また、その所有者の婚約者を殺した牛刀(クゼ)のことを目の敵(かたき)にしている。
Name ◇ Morina

髪 ◇ あさひ / 茜で薄く染めた緋色、わずかに黄みの赤色
瞳 ◇ シーグリーン / 砂浜に近い海のような、強い黄緑色

外見年齢 ◇ 10歳程度
身長 ◇ 130㎝
誕生日 ◇ 3月30日
所有者 ◇ ユーマ
すきなもの ◇ りんご
にがてなもの ◇ キャベツ
自分や相手の呼びかた

私、ユーマ
登場する小説
とある刃物屋の話
ロジニッキ

ツグト



「刃物屋さん、さっき、聞くの忘れちゃったの!」

[お客]
ツグト

ある日、刃物屋にやってきた幼い男の子。
無邪気で天真爛漫。姉である「グミねえ」のことが大好き。
Name ◇ Tsuguto

髪 ◇ アプリコット / アンズの実のような、やわらかい黃赤色
瞳 ◇ オールドライラック / 目立たない紫みの赤色

身長 ◇ 103㎝
誕生日 ◇ 4月3日
もちもの ◇ 料理包丁
すきなもの ◇ グミねえ
にがてなもの ◇ たまねぎ
自分や相手の呼びかた

ぼく、グミねえ、イチロおにいちゃん
登場する小説
とある刃物屋の話
ごちそう

ロジニッキ

ツグミ



「その節は、弟がたいへんお世話になりまして……!」

[女子中学生]
ツグミ

ある日、刃物屋にやってきた中学生の少女で、ツグトの姉。
からだのあちらこちらにケガを負っている。愛称は「グミねえ」。
Name ◇ Tsugumi

髪 ◇ 灰色 / 灰のような、黒と白の中間の色
瞳 ◇ オールドライラック / 目立たない紫みの赤色

身長 ◇ 154㎝
誕生日 ◇ 5月26日
もちもの ◇ 縁切り鋏(ばさみ)
すきなもの ◇ お料理
にがてなもの ◇ イチロさん
自分や相手の呼びかた

私、イチロさん
登場する小説
とある刃物屋の話
ロジニッキ


ギスケ



「……え、ええ……? さすがにそんなことはしないよ……」

[お客]
ギスケ

ある日、刃物屋にやってきたお客の青年。
店の窓ぎわから、向かい側の服屋をいつもながめている。
Name ◇ Gisuke

髪 ◇ ココアブラウン / ココアの色のような、赤みの茶色
瞳 ◇ 灰色 / 灰のような、黒と白の中間の色

身長 ◇ 176㎝
誕生日 ◇ 10月13日
もちもの ◇ 鉈(なた)
すきなもの ◇ 家のなか
にがてなもの ◇ 家のそと
自分や相手の呼びかた


登場する小説
とある刃物屋の話

イチロ




「どうせだれも、助けになんか来やしないんだよ」

[男子中学生]
イチロ

ツグミのクラスメイトの少年。 いたずらと呼ぶには度を越えた暴力をふるうことがあり、周囲から恐れられている。
容姿がツグミの弟、ツグトに似ていると友人にからかわれてから、ツグミをいじめるようになった。
Name ◇ Ichiro

髪 ◇ アプリコット / アンズの実のような、やわらかい黃赤色
瞳 ◇ オールドライラック / 目立たない紫みの赤色

身長 ◇ 152㎝
誕生日 ◇ 12月19日
もちもの ◇ 金属バット
すきなもの ◇ 権力
にがてなもの ◇ からかわれること
自分や相手の呼びかた

俺、ツグミ
登場する小説
とある刃物屋の話
ごちそう

ロジニッキ


リイチ



「……き、今日こそ……っ、俺の恋人にならなければ、殺してやるっ……!」

[ストーカー]
リイチ

マツリのことをストーカーしている青年。年齢は21歳、みずがめ座のO型。
自他共に認める臆病な性格であり、そのせいでマツリへの想いが空回りしてしまう。
Name ◇ Richi

髪 ◇ アクアグリーン / 澄んだ水のような、淡い緑みの青色
瞳 ◇ 鴇浅葱(ときあさぎ) / やや灰色がかった紅色

誕生日 ◇ 2月1日
もちもの ◇ カッターナイフ
すきなもの ◇ マツリさん
にがてなもの ◇ 人の視線
自分や相手の呼びかた

俺、マツリさん
登場する小説
とある刃物屋の話
ロジニッキ