僕は包丁の刃先を砥石に押しつけると、手前から奥へと押し出し、そして引くことを繰り返した。



[刃物屋]
刃物屋(はものや)
Hamono-ya

ハグルマ町の刃物屋で、研ぎ師兼、店番として働いている青年。 性格は温厚で、いつもひとりでのんびりと店番をしている。

もちもの ◇ 牛刀
すきなもの ◇ 店番
にがてなもの ◇ 食洗機




【称】
僕、クゼさん

「君、店を閉めるのはもうしばらくお待ちなさい。どうやらお客のようですよ」



[牛刀]
クゼ
Kuze

ある日、刃物屋にやってきたお客の男性。その正体は牛刀で、現在は刃物屋と行動をともにしている。
ていねいな口調で話すが、態度は尊大。自分のために刃物屋に買ってもらった椅子がお気に入りで、よく座っている。

所有者 ◇ 刃物屋
すきなもの ◇ 肉
にがてなもの ◇ 錆




【称】
私、君

「主人には、感謝してもしきれません。だから私、彼が喜ぶことをしてあげたくって……」



[お客]
マツリ
Matsuri

ある日、刃物屋にやってきたお客の女性。
おっとりとした性格で、自身の夫であるシンドウのことを、こころの底から愛している。

もちもの ◇ 出刃包丁(シンドウのもの)
すきなもの ◇ クランベリー
にがてなもの ◇ ウメ




【称】

「刃物屋さん、クゼさん、またお弁当を作ってきちゃいました!」



[お客]
コザト
Kozato

ある日、刃物屋にやってきたお客の女性。
きびしい口調で他人に接することがあるが、本人なりの気配りだったり、照れ隠しだったりする。 料理が得意で、たびたび刃物屋に弁当の差し入れを持ってくる。

もちもの ◇ 料理包丁
すきなもの ◇ お弁当を作ること
にがてなもの ◇ ハグルマ町料理協会の会長さん




【称】

「……警察に捕まっても、俺が包丁を持っていたことは黙っていてね? めんどうごとは、ゴメンだから」



[連続通り魔]
シンドウ
Shindo

ある日、刃物屋がゼンマイ銀行で出会った男性。
だれに対しても親しげで、さわやかな雰囲気を持っているが、うらの顔は連続通り魔という、危険な人物。出刃包丁を持っているものの、料理はまったくできない。

もちもの ◇ 出刃包丁
すきなもの ◇ ドーナツ
にがてなもの ◇ 煎餅




【称】

「どれだけ時間がかかっても、待ちます。……それで、このナイフが泣かずにすむようになるのなら」



[お客]
ユーマ
Yuma

おとなしい性格の、盲目の少年。
ある日、森へ散歩に出かけたときに何者かの泣き声を聞き、そこに捨てられていたペティナイフ(モリナ)を拾う。

もちもの ◇ ペティナイフ
すきなもの ◇ 海の音
にがてなもの ◇ こんにゃく




【称】
僕、モリナ

「だから私はおまえを壊して、主の悲願を果たす!」



[ペティナイフ]
モリナ
Morina

ある日、刃物屋に現れた少女。
その正体はペティナイフで、かつての所有者が自分を使って自殺未遂したことを、ひどく悔やんでいる。 また、その所有者の婚約者を殺した牛刀(クゼ)のことを目の仇にしている。

所有者 ◇ ユーマ
すきなもの ◇ イチゴ
にがてなもの ◇ キャベツ




【称】
私、ユーマ

「刃物屋さん、さっき、聞くの忘れちゃったの!」



[お客]
ツグト
Tsuguto

ある日、刃物屋にやってきた幼い男の子。
「グミねえ」という、年の離れた姉がいる。

もちもの ◇ 料理包丁
すきなもの ◇ グミねえ
にがてなもの ◇ たまねぎ




【称】
ぼく、グミねえ

「……え、ええ……? さすがにそんなことはしないよ……」



[お客]
ギスケ
Gisuke

ある日、刃物屋にやってきたお客の青年。
店の窓ぎわで、ぼんやりとそとの景色をながめている。

もちもの ◇ 鉈(なた)
すきなもの ◇ 家のなか
にがてなもの ◇ 家のそと




【称】




「ツグミ」「イチロ」は、文庫版「とある刃物屋の話」にのみ登場するキャラクターです。
未読のかたはご注意ください。



そのほかのキャラクター
(クリックで開閉します)


【ロジキャラ】にもどる
【ロジカリズム】にもどる