なぞ(b)
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たちよりも遅れてやってきたたちは、
ルイスの家のとびらの前でひざをかかえて座っているを見て、おどろいた。

、どうした? 家から追い出されたのか?」

が声をかけると、がぶんぶんと首を横にふった。

アルノとロミィ、そしてベルナデットはルイスの家へと入っていき、
だけが入り口に座ったままののそばへと残った。

は先ほど郵便屋から聞いた話と、自分が見たゆめのことについて、に打ち明けた。
話を聞いているうちに、の瞳はだんだんと見開かれていった。

「僕も、ベルナデットから聞いたんだ。"森の神さま"は願いを叶える代償に、永遠の悪夢を与える、っていう話。
ベルナデットは悪夢のことを、呪いだとも言っていた。そして彼女自身も、その呪いにかかっているんだ、って」
「ベルナデットさんも? それは、どんな……」
「日にちをまたいで、人の記憶にとどまることができないんだそうだ。
今朝、アルノとロミィがふしぎそうな顔をしていただろう」
「そんな……、あれ、でも」
「ああ、そうなんだ」

がうなずいた。

「ぼくたちは、ベルナデットのことを覚えていた。
同じ呪いを受けている郵便屋さんも、ベルナデットのことを覚えている。
……これってつまり、ぼくたちも十中八九、その呪いを受けている、ってことなんだろうけれど」
「わたしたち、べつになにも願ったりなんか、してないよね?」

が顔を見合わせた。
それから、ふたりとも同じことを思いついたようだった。



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